2008年04月

2008年04月30日

コアラの背中

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コアラの背中

(パースの宝物2004年6月)






 のどが渇き、アイスコーヒーを飲みたかったのだが、オーストラリアではアイスコーヒーはあまりメジャーな飲み物ではない。

 そういえば昔、メニューにアイスコーヒーと書いてあったので頼んだら、冷たいミルクコーヒーの上に生クリームがたっぷり乗ったものが来たことがある。

 味はほとんど牛乳だった。

 売店にはほしい飲み物のパックがなくてcappuccinoと書いてあったものを買ったら、ドロドロとした液体状の飲み物でさらにのどが渇いてしまった(苦笑)。

 それが上の写真。

 かなり甘い飲み物でこれは日本人にはちょっと無理ダメじゃないかな。

 さて、カバシャム動物公園には美しい色をした鳥たちだけが飼われているわけではない。

 ほんの一部であるが、肉食獣もいるし、日中なかなか動かない動物もいる。

 数年前の話であるが、友人Sの奥さんのT子(彼女は日本人で僕にとっても職場仲間だった)はパートで、このカバシャム動物公園で働いたことがあるという話を聞いたことがある。

 しかも、彼女が担当したのはなんとびっくり






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【昼寝中のコウモリ】







 コウモリだったっていう話を聞いて大爆笑。

 まだオーストラリアでの新婚生活が始まったばかりの彼女が世話をするのがコウモリってどう?

 嘆いていたよ。

 それにしてもコウモリの飼育係ってどんな仕事をするんだろうね。

 数少ない肉食獣は明るい日中は人前に姿を見せてくれないようだ。幾つかの檻の中を覗いても動物がいないのでははてなと思うものもあった。






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【犬?狼?ディンゴかな】







 コアラも夜行性である。

 明るい日中はほとんど動いてくれない。

 せっかく見学に来ているのにほとんどのコアラが背を向けていたり、ユーカリの葉に顔を埋めている。






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【コアラの背中(笑)】







 ここ、カバシャム動物公園ではコアラをじかに触ることは遠慮してもらっているのだが、背中だけなら触ってもいいという許可をもらった。

 頭部などを撫ぜるとコアラはストレスを感じてしまうらしい。

 おそるおそる背中を撫ぜてみた。

 う~ん。

 上手く表現ができないが、かなり毛は硬くゴワゴワしている。しかも油っぽい。

 なんかね、1年以上洗ったことのない浮浪者の髪の毛(爆)って感じかな。

 いや、そんな経験はないよ。もちろん触ったこともないけど・・・あえて表現するならってことで・・・(嘆)。






ハイビスカス ・・・ ハイビスカス


2008年4月30日の日記

 心が痛くなる話・・・だったらごめん。

 今日、17歳の男の子とその両親が来て、プールに入れてほしいと懇願してきた。

 しかし見た目は普通の男の子だが、彼は普通の子ではない。

 テンカンの症状があるという。

 そこで、万が一発作が出た場合の対処を聞いた。

 特に難しい対処はないが、泳いでいる間に発作が出てしまうとうつぶせになった状態で呼吸ができないわけだから、すぐに引上げ作業が必要になる。

 そこは我々もプロだから問題はない。

 しかし、プールサイドにいる父親と話をしてみると、中学時代まで水泳部のキャプテンとして活躍していたという。

 ある日風邪を引いて、そのウィルスが脳に入り、2週間もの間意識がなく、生死の間を彷徨ったという。

 何とか命は取り止めたものの脳に障害が残り、半年もの入院生活を経て退院したが普通の生活に戻ることはできないという。

 彼の記憶も一部を残して消えているらしい。

 最近はちょっと肥満気味になり、何かスポーツをさせたいと願って医者に相談したところ水泳はあまり賛成できない(やはり発作の問題があるために)と言われたそうだ。

 しかし彼の一番好きなスポーツは水泳だということで、今日やってきたのだ。

 最初はプールでウォーキングなどをしていたが、母親に泳ぎたいと言い出した。

 プールを移動して泳ぎのコースに行ったはいいものの、なかなかスタートしない。

 プールサイドからお父さんが、泳いでごらんと声をかけるが、それでも泳がない。

 お母さんが背中を押すが、それでもなかなかスタートしようとしない。

 僕は思わず、プールの反対側に立ち、“こっちにおいで”と手招きをしてみた。

 すると僕の手招きに視線を合わせ、水に潜り泳ぎ始めたのだ。

 きれいな平泳ぎで25mをしっかり泳いでいた。

 さすがに元水泳部!

 僕は思わず彼の頭を撫でてあげた。

「さすがに元水泳部だね。」

 ちょっと泣けた。

 15歳までは普通の少年として人生を楽しんでいたのに、ある日突然、彼の脳はウィルスに犯され、障害が残ってしまった。

 それでも彼の肉体は水泳を忘れていなかったのだ。

 お父さんもお母さんも現実を受け止めるのには、まだまだ時間がかかるだろうと思う。

 でも退院して以来、初めて入ったプールで泳いだ姿は両親の目には15歳の元気だった頃を重ねていたに違いない。

 僕はそんな彼を見て“君が生きているだけでも、君のお父さんやお母さんは幸せだから頑張って!”と心の中で語りかけるしかなかった。

 また来てくれるかな・・・。





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2008年04月29日

バードウォッチング

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バードウォッチング

(パースの宝物2004年6月)






 動物園に入るための入り口もなんだか立派になりすぎて、入場料も高そうに見えた。

 まぁ以前よりは多少高くなったが、それは致し方ないことと思い、中に入ることにした。

 普段、日本で生活していても動物園などには興味がなく、行くことなどはほとんどない。

 どうして海外に行くとそういう場所にも足を運ぶのか・・・自分の性格を疑ってしまう。






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【眠たいんだよなぁ】






 カバシャム動物公園に初めて来たのは、1度目の旅行のときである。

 このときは当たり前だが、カンガルーコアラ見たさに出かけたのでそれ以外の動物の記憶はない。

 仲間や友人と来たときには僕が案内することもあった。

 7回の旅行を繰り返し、6回入場したことになるのだが、今回は新しいカバシャム動物公園になってから初めてのこと。

 それは普段なかなか見ることのできない南半球特有の動物が多くいるからだろうが、もともと動物や鳥をじっと眺めているのが好きなのかもしれない。

 入場口で料金を払い、中に入ると多くの観光客がベンチにいた。

 どうもオージーのツアーのようである。そのメンバーは高齢のおじいちゃん、おばあちゃんである。

 ちなみに若者の姿はほとんど見られない。

 そんなおじいちゃんやおばあちゃんでもフレンドリーで笑顔を振り撒いてくれる。

 どうして外国人ってフレンドリーなのだろうね。旅行をしている人は誰もがそうなのかもしれないが、オージーって本当に明るい人が多い。






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【オウムは街中にもいっぱいいるんだけどね】






 さて動物公園の中に入っていくと、通路にいくつかの金網があり、その扉を開けて先に進む箇所がある。

 金網の中に入るときれいな鳥たちを直接見ることができるのだ。

 以前は小さな金網に閉じ込められた鳥たちを外側から見るだけだったが、同じ空間で直接見れるというのは嬉しいね。

 そして鳥たちにとっても空間が広いというのは最も嬉しいことだろう。

 もちろん全てが全てそうなっているわけではないけどね。






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【色鮮やか】






 今日のBLOGの写真はそんな鳥たちを数枚アップすることにしてみたが、さすがになんちゃってカメラマンすいません

 自分ではかなり上手に撮れていると思っていたのだが、ピンボケのものが多いのはご愛嬌ってことで。





鳥 ・・・ 鳥


2008年4月29日の日記

 今日は思ったよりも暑くなったね。

 汗をかきながら帰宅。

 でも、決して気持ちのいい青空ではない。

 4月の青空ってこんなもんだったかな?

 今日も泳いで身体を痛めてみた。納得のいく泳ぎができずにいるが、今は体力作りのつもりで頑張るしかない。

 若い頃は一日寝れば元の身体に戻っていたんだけどなぁ。





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2008年04月28日

パースの気候

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パースの気候

(パースの宝物2004年6月)







 パースは雨が少なく、1年を通して温暖な日が多い。

 特に夏場は降水量が少なく、暑い日が続く。

 夏の暑さは日本のそれとは違う。40度を超える日も少なくはない。

 日本の、いや関東の夏を想像しては考えられないだろうが、もし関東で40度を超えたらジメジメとした不快感極まりない状態に陥るだろう。

 しかしパースはそうではないのだ。むしろ40度を越えたら暑いというよりは痛いという表現のほうが合っているような気がする。

 比較的乾燥しているために直射日光の当たらない場所では、涼しく感じることもあるほどだ。

 そして、6月のパースといえば晩秋から初冬にかけての季節。

 決して寒いわけではないが、朝夕と日中では寒暖の差がかなりある。まぁ簡単に言ったら内陸性気候みたいなものかな。

 その上、天気も一日の中でめまぐるしく変わる日もあるわけだ。






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【POTTRYというギフトショップ】







 朝、パースに到着してまだお昼を過ぎたばかりだが、曇ったかと思うといきなり雨が降り、雨が止むと急に晴れたりと忙しい天気である。

 これがパース典型的な冬の気候のようだ。

 今までの写真を眺めていてもわかるように決して別の旅行ではないことを頭の中に入れておいてもらいたい。

 広大な面積のホワイトマンパークを一気に廻れるはずもなく、そばにあるインフォメーションセンターで数枚のパンフレットを受け取り、さらに隣にあるギフトショップに入ってみることにした。

 店内にはかわいい手作りのグッズがいっぱい。







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【できそこない・・・ってわけではない】







 こんなグッズをちらりと眺めて外に出ることにした。

 さっきまで曇っていた空もいつの間にか青空が顔を覗かせ、どんどん青空が広がっていく。






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ホワイトマンパークの青空







 天気が崩れないうちに動物園を見て廻るとするか。






鐘 ・・・ 鐘


2008年月日の日記

 今日は休みだったのでやっぱり温泉でリラックスすることにした。

 お昼前に行ったのだが、利用客も少なくて快適な一日だった。もちろん、お風呂に入った後はいつものようにビールを飲んで仮眠室で深い眠りにつき、リフレッシュできたように思う。

 さて、今年のゴールデンウィークは休めても1日だけ。

 もしかしたら急遽仕事が入るかもしれないので、どこにも出かけられないだろうなぁ。

 まぁ、僕としてはGWはどこかに出かけようなんて気にはならないんだけどね。





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2008年04月27日

トラクターの歴史

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トラクターの歴史

(パースの宝物2004年6月)






 2年前まではその場所にカバシャム動物公園があったという記憶がなく、また道を間違えているのかもしれないと不安になりながら走っていった。

 ホワイトマンパークに移転して、大きな動物公園として生まれ変わったという事を知ったのは最近のことだった。

 以前は古ぼけた小さな動物園だったけど、それでも何となく自然がいっぱいで気に入っていたのだ。






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【トラクター】






 カバシャム動物公園ホワイトマンパークの一部になっていただけでも驚きなのに、あまりにも大きすぎて歩き回れない。

 いろんな人のホームページやブログを見ていてカバシャム動物公園のゲートの写真を見ては、

“ずいぶん変わってしまったな。”

と前々から気になっていたことだった。

 実際に同じ景色を見て、自分の中での不思議がひとつ解決された






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【昔の人はどのように使っていたのだろう】






 さて、今日の写真は・・・ホワイトマンパークに展示されていたトラクターの数々(笑)。

 大昔、赤い大地を耕すために使われたものだろうが、その用途は僕には全くわからない。

 いろんな形のものがあるのだから、その時代のブームってわけではないだろうとは思うのだが・・・。

 それにしても車輪部分は人間よりも大きいのが表現できていないのが残念である。






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【この車輪はかなり大きかったな】






 オーストラリアのいろんな箇所にの文字の標識があるが、この標識のそばには歴史にまつわるものが展示されているのだ。ぜひオーストラリアに旅行したときには、の標識を探し出して見てほしい。





車 ・・・ 車


2008年4月27日の日記

 ふぅ、ようやく明日は休みだ~。

 今週もけっこう忙しかった。

 その上、今日はちょっと真剣に泳いでみたら筋肉痛が・・・。

 老化現象は充分納得しているが、体力の衰えにガッカリ。なかなか時間が取れないから泳ぐなんてできずにいたのだが、やっぱり少し時間をとってでも泳いでいかなければいけないな。

 少し、自分の肉体をいじめておかなければ、あっという間に老け込んでしまうぞ(自分に言い聞かせているところ)!





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2008年04月26日

スワンバレーをドライブ

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スワンバレーをドライブ

(パースの宝物2004年6月)







 車のエンジンをかけ、ホテルから道に出る・・・が、すでに最初のT字路で右か左かわからなくなっている。

 都会と違って交通量も少ないので、車を止めて地図とにらめっこ。

 これからドライブする場所は、朝食を食べながら友人Sに教えてもらったお勧めの場所である。

 ウエストスワンロードに入って2km先の左手にヘンリーパークというワイナリーが最初の目的地である。

 もちろんこのワイナリーも友人Sのお勧めなのだ。

 ほんの数分走るとあっという間に看板が見えてきた。

 まだ10時を回ったぐらいで、ワイナリーに入っていく勇気が出てこない。入り口が思ったより狭いので、入ろうとする思いが拒まれる。






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【結局入れなかったヘンリーパークワイナリー】







 店に入ったら英語が伝わるのだろうかという不安が、まだ頭から離れない。ワインを買わなければ店から出て来れないような気がして、入り口の看板を写真に撮って、その場を離れた。

 小心者なのだ。

“これではせっかく来た意味がない、こんなのでいいのだろうか。”

 ワイナリーを巡るドライブではあるが、このあたりは少しずつ観光に力を入れているという情報をもらっていて、ワイナリー以外にも簡単なおすすめショップなども教えてもらっていた。

 そこでまずはアボリジニアートの店マーリンアップアボリジニギャラリー(Maalinup Aboriginl Gallery)へと向かうことにした。

 少し雲行きがあやしい・・・。あっという間に空の色が変わる。

 運転をしながら空を見るぐらいの余裕はあるが、看板や標識を眺める余裕はまだない。

 気づいたらすでにその店を通り過ぎてしまっている。

 オーストラリアの建造物は奥まったところに建っているために、建造物を目当てに見ていてもいけない。

 となると、英語で書かれている看板を見るしかないわけで、その後はどうなるかお分かりだろう(笑)。

 苦笑しながら途中でUターンをしてなんとか辿り着いた。

 そして案の定、そこに着いたときにはシャワーと呼ばれるスコールのような雨

“う?ん、これか?。みんなが教えてくれた雨は・・・。”

 空一面に雲があるわけではない。このあたりだけが降っているようだ。

 駐車場に車を停めて、しばらく車の中にいたが、雨は止まず、結局走って店の中に入った。しかし、まだ時間が早すぎるのか、お客さんは僕1人

“やばい・・・。”

“英語で話しかけられたら、どうしよう・・・。”

と久しぶりの緊張。






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【バンクシアの花】







 アボリジニアートは日本にはない画風で、主に点と線だけで書かれているものが多い。それが、トカゲだったりエミュカンガルーだったり・・・。

 アボリジニアートはすごい興味のあるものだが、今日は見るだけにしようと思い、壁に飾ってある絵を眺め、陳列されている置物などを見て、その店を後にした。

 空は少しずつ回復してきていた。

 そして地図を見ながら、カバシャム動物公園(Caversham Wildlife Park & Zoo)へ行くためにパークストリートを右折、さらにつきあたりのロードストリートを左折した。






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【道標を頼りに】







 実はその動物公園はホワイトマンパーク(Whiteman Park)に移転したというのを聞いたのは最近のことである。

 広いゲートがあり、その中にある駐車場に車を停めた。

 どこからどこまでがホワイトマンパークなのか、皆目見当がつかない。

 カバシャム動物公園に入る前に少しだけ歩いてみることにした。






自動車 ・・・ 自動車


2008年4月26日の日記

 朝は雨が降っていなかったが、天気予報では夜に雨が降るというので渋々と傘を持って出勤。

 案の定、夜は雨が降っていたにもかかわらず、職場を出るときに傘を持たずに表に出てしまい“まぁ、いっか。”ということで、小雨に打たれながら帰ることにした。

 傘を持って出勤した健気な僕は何だったんだろう。





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2008年04月25日

周囲を探索

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周囲を探索

(パースの宝物2004年6月)







 実は機内でも朝食を食べてきていたから、それほどお腹がすいていない。

 トーストなども並んでいたが、シリアルコーヒーで充分。

“また明日いろいろ試してみようか・・・。”

 バインズリゾートホテルには西オーストラリアでも結構有名なゴルフ場があり、観光のためというよりはゴルフ好きに人気のホテルでもある。

 若い頃にゴルフをちょっとだけかじったことがあるが、2?3年でゴルフのセンスのなさを痛感し、断念した。

 この歳になって、ちょっと後悔もしているが・・・。

 ホテルを出ると目の前に見えるゴルフ場(写真上)、やっぱり続けていたらよかったかな。






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【これ、案外お気に入りのドリンク】







 ホテルの周りにはゴルフ場もあるし、テニスコートもある。

 このホテルで長期間滞在するなら、スポーツに興じるのもいいかもしれない。






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【誰もいないがテニスコートもある】







 そして、さらにもうひとつの中庭に進むとまるで別空間のようにプールも広がっている。

 思わずプールの中に手を入れてみるが、この時期のプールはさすがに冷たい。

 夏になったら一度は泳いでみたいものだ。 

 




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【泳げたらいいのに】







 友人Sも勤務時間となり、その日のディナーの予約をすませ、彼の車の鍵を借りて別れることにした。

 市内の道だときっとパニックになって運転できないだろうが、このあたりはそれほど入り組んでいないのでチャレンジしてみることにしたのである。

 今日一日、スワンバレーワイナリー巡りをしてくるのだ。

 これは彼からの情報であるが・・・、スワンバレーは昔からワインで有名な地域で、小さなワイン農場が数多く点在する。

 以前に来たときにも2?3件のワイナリーに連れて行ってもらったが、その立地場所は頭に入っていない。

 日本人の感覚ではこれを小さいと言うかどうかは疑問だが、ここ1?2年、スワンバレーの人々は観光に力を入れていて、今ではワイナリーバスツアーもあるとのこと。

 そのルートの距離は32km。

 1日でそのルート上にある全てのワイナリーを廻ることはできないので、今日はその半分を廻ることにした。

 バインズリゾートホテルスワンバレーの北の端に位置していて、もっとも遠い場所にある。そこからウエストスワンロードを南下することにした。

 車のエンジンをかけ、ホテルの敷地から道に出る・・・が、すでに最初のT字路で右か左かわからなくなる。






ホテル ・・・ ホテル


2008年4月25日の日記

 日中、区役所に出向いたが、なかなかさわやかないい天気で、表にいるのが気持ちいい。

 しかし、夜は・・・というと、ブルッと震えがくるほど寒かったのだが、これは日中との温度差が激しかったからなのかどうかはわからない。

 いよいよGW突入なのかな(?)。

 普通に考えれば5月3日からなんだろうが、中には明日からGWとなっている人もいるだろうね。

 ちょっと羨ましい、ちょっとね。うん、ほんのちょっと(笑)。





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2008年04月24日

リラックスの空間

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リラックスの空間

(パースの宝物2004年6月)







 中庭の中央には噴水がチャポチャポと音を立てて、水を吹き出している。

 暑い夏の日なら涼しさが倍増するのだろうが、この時期の噴水はどこか寒さを感じてしまう。

 しばらく外の空気を吸い、ちょっと眠い目を擦りながらも部屋の中に引っ込む。

 ついつい興奮気味に部屋の中を探索する。






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【洗面グッズは楽しくなるね】







 洗面所も広い。

 ホテルの洗面所に並んでいる洗面用具って楽しいよね。

 シャンプーやリンスなどは使わずに持って帰ってきてしまうんだけどね。

 かといって、日本では使わずに忘れ去られていくのがオチなんだよなぁ。






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【三角形のジャグジー】







 そして、お風呂

 ちょっと恥ずかしくなってしまう。

 だって、このお風呂、ガラス張りなんだよ。

 一人だからまだいいが、カップルだと、ちょっと引いてしまう(笑)。

 友人Sも勤務時間まではまだ時間があるので、ホテル内の説明と軽く朝食をとらせてもらうことにした。

 もちろんホテルの朝食ではあるが、まずはオーストラリアンスタイルでシリアルを食べる。






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【レストランの前の庭には南天の実?】







 懐かしい食感だ。

 小さめの食器にシリアルを入れる。十数種類もあるので、好きなタイプのものを適当に入れ、一口サイズに切ったフルーツをその上に載せる。

 スイカ・メロン・ぶどう・イチゴ・オレンジなどと一緒にプレーンなどのドライフルーツなどを載せてもよい。

 そこに冷たいミルクをかけ、さらにヨーグルトを載せて食べるのである。

 日本の牛乳は臭いが強くてあまりおいしいとは言えないが、オーストラリアの牛乳は低温殺菌なので臭いがほとんどなくすんなりとのどを通る。

 最近はけっこう日本でも低温殺菌が多くなりつつあり、飲みやすくなっているものもあるね。

 もう朝からフルーティな体質になりつつある。






ホテル ・・・ ホテル


2008年4月24日の日記

 今日の関東は雨。

 朝こそ降ってはいなかったが、傘を持って家を出たが、通勤途中の人のほとんどは傘を持ってはいない。

 ん?持っていったのは不正解かな?

 不安がよぎる。

 しかし、日中も降ったり止んだり、帰宅途中もしっかり降ってくれたので、まぁ傘を持ってきて正解だね。

 それにしても遅番続きの僕にとって、今日を含めてこの週末はちょっとしんどいな。





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2008年04月23日

案内された部屋

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案内された部屋

(パースの宝物2004年6月)







 ホテルに到着後、部屋に案内されたが、とにかく横に広い。長い通路、角を曲がるとまた長い通路

 方向音痴で有名な僕(?)だから、通路を覚えきれない(事実何度も間違えた)。

 街中のホテルはいくら広いオーストラリアと言えども、やはりビルになっているわけだが、ここは中心地からかなり離れた場所にある。

 それだけに広大な敷地いっぱいを使っているわけだが、ホテル自体が広いので一周りするのも結構大変なようである。

 友人Sが案内するが、全く覚えられない(苦笑)。

 まぁ、何とかなるだろう。

 部屋に入ってまたびっくり。

 こんな広い部屋を一人で使っていいのかって・・・日本じゃとうてい考えられない広さだ。

 ホテルは2階建てで、僕の宿泊する部屋は1階のワンルームである。






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【寝相の悪さを心配しなくていい】







 キングサイズのベッド

 このサイズだと僕のような寝相の悪い人間にとっても安心して眠ることができそうだ。

 応接間のスペースも充分過ぎる。

 まぁ、こんな広い空間にソファーがあったって、ほとんど座ることなんてないんだけどね。






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【ソファーに座ってのんびり~】







 ホテルはロの字型になっていて、ベランダの窓を開けると目の前は広い中庭になっている。

 初冬とはいえ、まだまだ草木には葉がしっかり残っている。

 寒いほどではない。

 郊外の空気はすがすがしく、中庭に出て空気を胸いっぱいに吸ってみる。

 今、僕はオーストラリアにいる。






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【ホテルの上空も明るくなってきた】







 まだまだ雲は残っているが、青空が広がってきている。

 このまま雲が消えてくれればいいなぁ。






ホテル ・・・ ホテル


2008年4月23日の日記

 今日は蒸し暑かったね~。

 夜も涼しいというよりは、暑い気がしたのは湿度のせいかな。

 明日あたりからまた関東は雨らしい。

 明日は通しで仕事場が代々木(小田急線参宮橋駅)なのだ。

 今週は週末まで比較的忙しい。

 BLOGが遅れ気味になるかも(予告)しれない。

 頑張るっきゃないな。






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2008年04月22日

パース空港、再び

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パース空港、再び

(パースの宝物2004年6月)







 パース空港に降り立った時間はパース時間でぴったり6時。しかし入国審査でまたまた手こずって、到着ゲートから出てきたのは結局その30分後になってしまった。

 ひとつぐらい食べ物を持ってきて申告した方が案外早く済ませることができるかもしれない。

 そんなことを思いながら到着口に出てきたわけだが、迎えの人がこちら側を向いて笑顔を振りまいている。

 もちろん僕に対してではない。早朝だというのにけっこう旅行会社の人も多い。

 日本の国際空港のように広くはない。

 到着口を出ると迎えの人々が手の届く位置にいるのだ。なんとなくステージに上がった瞬間のようで、はずかしさのあまり、目をそむけながら到着ロビーに足を運んだ。

「まだ、来てない・・・か。」

 僕を迎えに来るはずの友人Sが来ていない。

 成田空港のような混雑さはないからすぐに見つけられるはずなのだが、周りを見渡してもいる気配がない。






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【レッドルースター(ファミレス)の看板】







 朝早いから仕方ないと思い、しばらくはロビーの椅子に座っていたが、カメラを持って表に出ることにした。

 もうすぐ7時だというのに、まだ外は暗い。やっぱり冬なんだなぁって思っていたが、それほど寒さは感じない。

 日本を出るときの服装のまま(半袖のポロシャツとチノパン)だったけど、とりあえず問題はなさそうだ。

 どうして他の国は空気のにおいがこうも違うのだろう・・・日本は空気がまとわりついて、埃っぽいっていつも思ってしまう。

 僕はいつも海外のにおいをフルーティっていう表現をしてしまうのだ。

 空もうっすらと明るくなってきていて、雲の切れ目が多いし、雨の気配はないようだ。

 成田では出発寸前から雨が土砂降りになっていたので、この先、思いやられるかなって思っていた。

 しかし、地球はやっぱり大きいのだ。

 しかも、日本で調べていたパースの天気予報とは裏腹に空も明るくなってきていて、

“いい天気だ!”

と心の中で叫んだ。

 パース国際空港の外で写真を撮っていたら、車のライトがパッシング・・・。






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【パースの夜明け】







 目を凝らしてよく見るとS登場びっくり

「遅くなってごめんね。」

 オージー気質というか、時間にはかなり大らかである。

 日本じゃ嫌われちゃうんだろうが。

 何度も来ているパースだから、きっと僕に対してはあまり気兼ねしていないということもあってか・・・。

 まあ、それにしても早朝から本当にありがとうという気持ちでいっぱいだ。






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【お菓子の自動販売機もある】







 車に乗り込んで、久しぶりの再会に話が弾む・・・が、日本語がほとんどである。

 今までの旅行なら初日からパース市内に行くのだが、今回はスワンバレーに向かう。

 その最大の理由はスワンバレーの奥にあるバインズリゾートホテル友人Sが勤務しているので、今回はそのホテルに宿泊することからスタートするからである。

 つまり通勤途中で自分を拾って、そのままホテルに行くというサービスなわけだ(笑)。

 もちろん宿泊費用も格安だ(なんといってもこれが一番だ!)。






飛行機 ・・・ 飛行機

2008年4月22日の日記

 帰宅途中、久しぶりに空に浮かぶ月を見た気がする。

 雲の多い日が続いていたから、そんな夜空が新鮮に感じた。

 最近はずっと遅番続きだから、なかなか太陽が東の空から昇るのも見なくなってきたんだけどね。

 こればっかりは仕方ない。

 おかげで今じゃ、深夜族になりつつある。





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2008年04月21日

厳しいチェック

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厳しいチェック

(パースの宝物2004年6月)







 いつもなら機内ではなかなか眠れないのに、前日に故意的に睡眠不足にしたせいだろうか・・・。

 それとも早めに空港に到着して時間潰しをしながらビールを飲んだせいだろうか・・・。

 いや、機内食のときに飲んだビール2本ジョッキのせいだろうか・・・。

 いやいや、それともそのあとに飲んだワイングラスのせいか・・・。

 その甲斐あって熟睡できたようだ。

 それでも眠っていたのはせいぜい4~5時間

 一度目が覚めるともう眠ることができない。眠い目を擦りながら、何かをしていなければ時間が長く感じる。

 機内も起き出した乗客のざわめきの声が聞こえてくる。

 薄暗い群青色の空が徐々に明るくなり始めた頃、席を立ち、トイレに行って歯を磨き、顔を洗う。

 トイレの中で大きく深呼吸をして、背伸びをする。なかなかエコノミークラスでは身体を伸ばすことができないのだ。

 朝食をめったに食べない僕も、機内食を目の前に出されたら、食べたくなる。






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【オムレツとソーセージの朝食】







 コーヒー党の僕は、オレンジジュースを飲まずに朝食を済ませた。

 ちなみにパンにはジャムを塗らないのも僕のステータス。パンにはやっぱりバターだ(変なところにこだわりがある)。






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【デザート】







 窓から見える景色はオーストラリア大陸にかぶさっている広い雲。ちょっとパースの気候が気になり始める。

 高度をどんどん下げ、飛行機はその雲の中に・・・。

 軽く機体が揺れはしたが、それほど分厚い雲ではなさそうだ。

 その雲が飛行機の上空に見え、眼下を見下ろすと赤い大陸が見えてくるはずなのだが、初冬のパースはまだまだ暗く、見えてきたのは点在する街の灯りである。

 シートベルトを締め、いよいよ着陸である。 

 早朝6時にパース国際空港に到着をしたが、今回は食材なども持たずに早めにチェックが終わることを祈っていた。

 2年前の2002年は業務用の粉末の焼きそばソース(1袋1kg)を6袋をお土産で持ってきて、厳しいチェックを受けた。

 まるで、覚醒剤扱いだったから、最終的にはその袋のひとつを開けて匂いを嗅いでもらい、納得してもらう方法を取った経緯がある。

 ちなみに僕のオーストラリア人の友人たちは日本の焼きそばが大好きで、粉末ソースを買ってきてほしいとよく言う。

 しかし、事はうまく運ばない。

 パスポート入国カードを見せたのだが、どうも相手は首をかしげている。

 何にも問題はないはずなのに・・・。

 しかも入国カードの隅の方に、わけのわからないマークをつけられていたらしく(思い起こしてみると「R」という文字だった気がする)、その場は通過したのだが、スーツケースを受け取ろうとしたときに、別の係員に声をかけられた。

「こっちに来てもらえますか?」

 結局、スーツケースの中身を調べられたのだが、100%問題なんてないし・・・、何を怪しんでいたのか・・・、パスポートの中はパースのスタンプばかりだからチェックを入れられたのか、それとも悪人のような顔だったからか・・・。

 それはいまだにわからない。

 テロの問題大きな犯罪などが多発している昨今、パース空港の取り締まりは確かに厳しくなっているのは事実である。






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【エスプレッソのオブジェ(かわいいね~)】







 とにもかくにも今、僕は2年ぶりのパースに降り立ったのである。

 スーツケースを押しながら、ゲートを出た。

 旅行会社の看板を持っているスタッフがこちら側に集中して笑顔を振りまいている。なんだか恥ずかしい気持ちになり目をそらし移動した。そして、僕は到着ロビーの辺りを見回した。

“まだ、来てない・・・か。”






飛行機 ・・・ 飛行機


2008年4月21日の日記

 仕事の帰りにコンビニによって買い物をした後のこと。

 マンションの敷地内に入って、いつも鍵を入れているポケットに手を当てると鍵が入ってない。

 あれ?

 鍵がない・・・。

 心臓がドキドキする。

 職場?

 記憶がない。

 もう一度ポケットを探るがない。

 やばい。

 ど~しよう。

 へたへたとなるほど、心臓が高鳴っている。

 あ、

 左手に持ってた(がははは)。

 っていうか、コンビニから家まで1分程度。その1分の間にポケットに手を入れて、鍵を取り、左手に持ち替えた記憶が全くない。

 それって、健忘症?





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at 23:47|PermalinkComments(0) 「旅行(パース04年?)」編