2005年10月14日
明日があるから
こみあげる 寂しさに 問いかけたのは
足早に 過ぎた 時の流れ
青い空 青い海 風のささやき
想い出が ぼくに 背を向けていく
だけど 今 夢がある ささやかな 夢だけど
明日があるから
足早に 過ぎた 時の流れ
青い空 青い海 風のささやき
想い出が ぼくに 背を向けていく
だけど 今 夢がある ささやかな 夢だけど
明日があるから
この唄は我らが北海道の星松山千春の唄である。
今朝、出勤途中でMDを聴いていたらこの曲が流れてきて、僕は大きく溜息をつきながら、はるか遠い昔を思い出した。
想い出の多い松山千春の曲の中のひとつだ。
僕は、松山千春のデビュー時代からの大ファンで、とにかく彼の唄は北海道育ちの僕らにとっては影響が大きすぎる。
いろんな曲で励まされたな(しみじみ)。
僕らの世代(特に道産子)は、松山千春を知らない人はいないっていうほど、大ブレイクしていたからなぁ。
松山千春はいつでもどんなときでも僕らのそばにいた。
嬉しいときも、悲しいときも、苦しいときも・・・一緒になって励ましてくれていた。
若かったなぁ、僕も。
自然と
夢と
希望と
青春を
テーマにした曲が多い。今どきの曲に比べたら、背中がかゆくなるような感触の詩もあるけれど、僕は未だにじっくり聴き入ってしまう。
彼の人間性とかもすっごい好きだ。だからファンであり続けられるのである。
実は松山千春とは一度、羽田空港で会ったことがある。
大学2年の1月だったな(忘れずにいるのはすごいっしょ?)。
高校時代の後輩K君が僕の通う大学に受験に来るということで、その期間中は僕の住んでいたアパートに泊まることになっていた。
羽田空港まで迎えに行くとK君の後ろになんと松山千春がいたのだ。彼と同じ飛行機で東京に来たらしい。
しかもこのK君は僕以上に松山千春を崇拝していた。
こりゃ、2人で行くしかない。
松山千春のそばまで行って、
「千春さ~ん(ミーハーだな・・・これって死語?)」
「お、なんだ?」
「サインして下さ~い。」
2人でめっちゃハイテンションになって、サインをしてもらったっけ。
「僕ら、千春さんの大ファンです。」
「頑張って下さいね。」
そしたら、松山千春が、
「お前たちは北海道(から来たの)か?」
「そ、そ、そうです。」
とK君。
「何しに来たんだ?」
「大学受験です。」
「何大学だ?」
「○△大です。」
「そんな体で・・・か(笑)」
2人とも細いけど、大学受験にスタイルは関係ないっぽ・・・みたいな話をしたっけな。
まぁ、スタイルも関係ないわけではないが・・・(ぼそ)
「そか~、頑張れ。俺がついてるから・・・(笑)」
もう2人で松山千春を囲んで立ち話。
あ~、すっげ~興奮したよ、あのときは・・・。
その2年前・・・
僕が高校を卒業して東京に出てくる前に、後輩のK君は手紙と一緒に松山千春のカセットを数本プレゼントしてくれた。
そして手紙には、
「僕も必ずしばっちさんと同じ大学に行きますから、そのときはよろしくお願いします。」
と書かれていたのである。
当時、高校1年のK君の夢と高校3年の僕の夢は同じだった。
そして、その夢を彼も実現させるための上京であったわけで、その出発の第一歩で共通のあこがれの松山千春に会うなんて・・・もう2人は有頂天だったのは間違いない。
短い時間だったけど、松山千春と話ができたことは本当に彼にも励みになった。
もちろん大学は合格したのだが・・・。
【ささやかな夢だけど】
K君は頭が良すぎる。学年でもトップクラスの成績だったから他の大学も合格してしまい、最終的には地元北海道の国立、北海道教育大学に入学してしまったのだ。
ここ数年は連絡が途絶えている。
ときどき松山千春の曲を聴くとふと今、彼がどこにいるのか・・・懐かしさがこみ上げてくる。
あてもなく 立ち止まり ふりむいたのは
大人びた 君の 後ろ姿
忘れない 何もかも 青春の日を
帰らない日々が 駆け抜けて行く
だけど 今 夢がある ささやかな 夢だけど
明日が あるから
だけど 今 夢がある ささやかな 夢だけど
明日が あるから
大人びた 君の 後ろ姿
忘れない 何もかも 青春の日を
帰らない日々が 駆け抜けて行く
だけど 今 夢がある ささやかな 夢だけど
明日が あるから
だけど 今 夢がある ささやかな 夢だけど
明日が あるから
今、僕はこの曲を何度も繰り返し聴いているのだが、松山千春の唄を聴いていると素直に声を大にして言いたくなる。
あ~、北海道に戻りたいな
at 23:59│Comments(2)│
│「青春」編
この記事へのコメント
1. Posted by LUKE 2005年10月15日 21:40
しばっちさぁ~ん、思わずうたっちゃったヨォ。
♪ あぁ~しぃ~たぁ~がぁ~
あぁ~る~か~らぁ~ ・・・
なつかしい歌ですねぇ~。
最初のメロディーがなかなか出てこなかったけど。 (^ ^ ゞ
そちらには、県人会のような道人会ってないんですか?
道産子いっぱい集まって、故郷を語り合うのも
きっと楽しいんじゃないかな?
帰ってくるのは簡単だから。
飛行機で1時間半ですよ。
千歳から高速乗って1時間ちょっと。
日帰りできますよ。
『 帰れるところ(田舎)がある 』 って、
ちょっとうらやましいかも。
明日に向かってがんばろうネッ!!
♪ あぁ~しぃ~たぁ~がぁ~
あぁ~る~か~らぁ~ ・・・
なつかしい歌ですねぇ~。
最初のメロディーがなかなか出てこなかったけど。 (^ ^ ゞ
そちらには、県人会のような道人会ってないんですか?
道産子いっぱい集まって、故郷を語り合うのも
きっと楽しいんじゃないかな?
帰ってくるのは簡単だから。
飛行機で1時間半ですよ。
千歳から高速乗って1時間ちょっと。
日帰りできますよ。
『 帰れるところ(田舎)がある 』 って、
ちょっとうらやましいかも。
明日に向かってがんばろうネッ!!
2. Posted by しばっち 2005年10月16日 00:06
LUKEさ~ん、ありがと。
励ましの言葉・・・、身にしみました。
長い間、故郷を離れていると突然何かのきっかけで、全て放り出して故郷に戻りたくなるものなんです。それが苦しいとかっていうわけではなくて、生活にゆとりがあっても・・・。
歳なんですかね~。
わ~、でもこの曲を知ってるなんて、マジLUKEさんの歳がわからなくなってきてしまいました。
もう、昨日からこの曲が耳から離れませんよぉ。幻聴かなぁ~。っぷ
たまにはこのBLOGで若かりし頃に耳を傾けてみるのもいいかななんて、慰めてますよん。
励ましの言葉・・・、身にしみました。
長い間、故郷を離れていると突然何かのきっかけで、全て放り出して故郷に戻りたくなるものなんです。それが苦しいとかっていうわけではなくて、生活にゆとりがあっても・・・。
歳なんですかね~。
わ~、でもこの曲を知ってるなんて、マジLUKEさんの歳がわからなくなってきてしまいました。
もう、昨日からこの曲が耳から離れませんよぉ。幻聴かなぁ~。っぷ
たまにはこのBLOGで若かりし頃に耳を傾けてみるのもいいかななんて、慰めてますよん。