バインズの風iL CHIANTI

2006年02月22日

偶然の場所

 仕事が終わってから、事故で入院している君の病院に見舞いに行くことにした。

 不思議なことに、彼が緊急で入院した病院は職場からかなり遠い場所にあるのだが、この病院・・・実は僕が大学1年生のときに入院した病院でもあった。

 まさか、その病院にまた行くことになるなんて思ってもいなかった。

 彼の経過は良好ではあるが、一部記憶が戻らない(事故の前後の記憶の一部が思い出せない)という。また、その一瞬に硬直したであろう首の筋肉の痛みが取れないぐらいで、それ以外には異常が見られないので、近いうちに退院する。

 ひとまず元気な姿を見て一安心・・・。

 そして、この病院は僕の母校のすぐそばにあるわけで、(チャリンコをこぎこぎ行ったので)帰りにその母校のそばを通ることにした。

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【母校と夕焼け空】

 大学の前のバス停のそばにはコンビニができたりしているが、それ以外は大きな変化はない。

 もちろん校内には入っていないから、キャンパスはどうなっているかはわからないが、この校舎で多くのことを学び素晴らしい仲間とも知り合えた。

 社会に出てからも何度か足を運んだことがある。

 それは人生がうまくいっているときよりも、そうではないときの方が多かったと思う。

 やっぱり、原点に戻って自分の人生を振り返るには一番いい場所であったのだ。

 ここに来ると僕は最初に入学式を思い出す。

 親元から離れ、期待不安の入り交じった生活が始まる第一歩がここから始まったのだ。

 そのときのことを思い出すと不思議とポジティブになれるのだ。

 桜舞い散る入学式だったのを今でもしっかりと覚えている。

“今年の桜はこの場所で写そう。” 
 そう思いながら、母校の横を通り過ぎた。

 僕は彼の入院によって、この場所に戻ってきて、少し力を分けてもらった気がする。



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at 23:59│Comments(0) 「冬」編 

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