2007年01月13日
パースの記憶(4)
パースの記憶(4)
去年は旅行中あまり天気が良くなく、ロットネスト島(Rottnest Island)も曇り空だったのだが、今年は朝から強い日射しになっていた。
ホテルでのんびり朝食を食べてからの出発だったから、フェリーの出航時間ギリギリになってしまい、慌ててホテルを飛び出した。
相変わらずスワン川(Swan River)から眺めるパース(Perth)の街は美しい。
この美しさの背景にはもちろん青空という脇役が引き立ててくれるのだが・・・。
約1時間かけてゆっくりスワン川を進むとフリーマントル(Fremantle)という港町がある。ここからインド洋に出るのだが、インド洋を出てから約30分ほどでロットネスト島に着く。
今日は土曜日ということもあってフェリーは満員状態である。
久しぶりにレンタサイクルを使用。歩いてでも行けるのだが・・・。
昨日よりさらに気温も高く、少々汗ばむような天気である。
パースの夏は紫外線も強いので、帽子やサングラスは必要だし、裸になるなら日焼け止めクリームも必需品だ。
まぁ、僕の場合は日焼け止めクリームをつけても黒くなるのは必至。ただ、上手に焼かないと後が大変なのだ。
上手に・・・上手に・・・ね。
今までロットネスト島に来ても桟橋付近にあるレストランなどには入ったことがなかったが、今回は「DOME」で軽く食事をしてから2~3度行ったことのあるピンキービーチ(Pinky Beach)まで足を運んだ。
日射しがどんどん強くなってきているのがわかる。
ビーチのトイレと併設になっている更衣室(というかトイレかな)で、水泳パンツに着替え、早速海へ~。
うひゃっ
かなり冷たい。さすがに南極海にほど近いインド洋だけある。最初は膝までしか入れなかった僕も大きな魚を目の前にしたらついつい深みにはまる。
久しぶりの海・・・というか、最近は日本の海で泳いだのはかな~り昔のことのような気がする。
え~と、多分新潟県の柏崎の海岸だったような気がするなぁ。
【エメラルドグリーンのロットネスト島の海】
※写真は2007年のカレンダーであり、実際に写したものではない。
この海の青さは絵に描けないほど・・・だ。
海にはいるときにも帽子は必需品である。今日の気温は35度ぐらいかな。
3時間ほど海辺で戯れて、ピンキービーチを後にした。
途中、木陰に動くものを発見。
よくよく見たらクォッカである。今回の旅行でもクォッカに遭遇できた僕はラッキーである。それ以外の場所でもきょろきょろと捜していたのだが、見つけられたのはその1箇所だけだった。
帰りのフェリーは6時半と聞いている。余裕を持って5時にはその場を離れて戻ったはずなのに・・・。
レンタサイクルを返し、一応帰りのチケットを確認したら、
えっ。
6時・・・?
なに~。
やばい。時計はまもなく6時である。あわてて桟橋まで走った。
が、あえなく出航・・・。
間に合わなかったのである。
かなり青ざめた一瞬である。
とりあえず、インフォメーションセンターに行き、次のフェリーに乗れるかどうかを訊ね、フリーマントル行きでよければ・・・とのこと。
もともと帰りはフリーマントルに寄るつもりだったので、冷や汗を拭いて一息。涙が出そうになった瞬間でもある。
フリーマントルに到着した後、散歩しながら夕食の場所を探したが、やはりどうしてもシセレロ(Cicerell’s)以外には浮かばない。
周りにも多くのレストランがあるのだが、まるで条件反射のようにシセレロでフィッシュ&チップスを食べる。
冒険心のない男なのである。
しかも僕はここのチリマッスルが好きなものだから、それもオーダーすることにした。毎回パースのレストランでは室内では食べることなく、外のテラスで食べるようにしている。
空気のいい屋外で食事をするというのは最高である。すでに時計の針は8時になろうとしているが、まだまだ陽が差している。
シセレロはヨットハーバーの桟橋のすぐ横にあるのだが、クルーザーを持っている人たちは、クルーザーに乗って桟橋に着け、フィッシュ&チップスを買いに来る。
こんな光景、日本では見れるのだろうか?
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│「旅行(パース07年?」編