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2007年05月16日

パースの記憶(6-10)

 ちょっと雲が多くなりつつある今日だが、何とか雨が降ることはなかった。でも明日は雨になるらしい。

 とにかく関東は天候が安定していない。その影響なのかどうかわからないが、5月に入ってから麻疹(はしか)が流行しているという。

 しかも若者たちに、ね。

 上智大学や日本大学では数十名の学生が麻疹になっていて、学校も休講(休校?)になっているということで、僕の職場でアルバイトしている学生も授業がないので暇を持て余していて、もっと仕事をしたいっていうヤツもいる。

 これから先もっと麻疹が流行るのか・・・今ははてなである。

 まだ爽やかな五月晴れを体験していたいのに・・・。

 爽やか・・・といえば、ピナクルスの風・・・。


飛行機パースの記憶(6-10)飛行機


 ピナクルスというのはオーストラリアの奇岩石ではかなり有名な場所である。

 写真で見ただけでは岩がゴロゴロとしているだけの単なる砂漠である。

 駐車場から入り口と思われる場所に行くと奇岩石がどうやって出来たのか図解入りの説明が書かれている。

 僕は去年も来ていたし、ピナクルスの奇岩石についてはある程度知識があったので、その説明書きは敢えて見ることもなく、中に入ることにした。

ba2bef0a.jpg

【念願の青空】
 
 ピナクルスとは、太古の時代から存在していたわけではなく、長い年月をかけていくうちに、風化され、このような地形になってしまったのである。

 簡単にいうと今、ここで歩いている場所地中(木の根っこのあった場所)であり、奇岩石の上の部分が本来の地表(地面)だった場所なのである。

 つまり、昔はこの場所も多くの木々が咲いていた時代があり、その木々が特異な気候や風などの影響で枯れてしまい、地中の根っこの部分まで朽ちていく。

 朽ちた部分の穴がどんどん広がり、今人間が立っている位置になってしまったということなのだ。

658c1b8e.jpg

【不思議な光景である】

 その証拠にこの岩をよく見ると、木の根っこの化石虫のような化石も見ることができるのだ。

 僕がまだピナクルスに来たことがなかった頃に奇岩石について耳にしたのは、木が化石になり、それが風化したものというようなことを聞いていたが、実はそれは間違いダメだということを知ったのはここ数年前だったので、ちょっと興味を持っていたわけ。

 この地形は今でも強い風でどんどんと風化され、100~200年後には普通の砂漠になってしまう(奇岩石がなくなる)という。

92bbfabd.jpg

【こんな砂漠でも健気に咲く花がある】

 さすがにこれだけ青空が広がると爽やかというよりも、暑い

 しかし、砂漠化されている地域だけあって汗が流れるわけではない。

 乾燥した風が横を通りすぎる。

 さて、もう少し奥に行ってみることにしよう





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at 23:39│Comments(0) 「旅行(パース2007年)」編 

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