バードウォッチングメインはカンガルー?

2008年04月30日

コアラの背中

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コアラの背中

(パースの宝物2004年6月)






 のどが渇き、アイスコーヒーを飲みたかったのだが、オーストラリアではアイスコーヒーはあまりメジャーな飲み物ではない。

 そういえば昔、メニューにアイスコーヒーと書いてあったので頼んだら、冷たいミルクコーヒーの上に生クリームがたっぷり乗ったものが来たことがある。

 味はほとんど牛乳だった。

 売店にはほしい飲み物のパックがなくてcappuccinoと書いてあったものを買ったら、ドロドロとした液体状の飲み物でさらにのどが渇いてしまった(苦笑)。

 それが上の写真。

 かなり甘い飲み物でこれは日本人にはちょっと無理ダメじゃないかな。

 さて、カバシャム動物公園には美しい色をした鳥たちだけが飼われているわけではない。

 ほんの一部であるが、肉食獣もいるし、日中なかなか動かない動物もいる。

 数年前の話であるが、友人Sの奥さんのT子(彼女は日本人で僕にとっても職場仲間だった)はパートで、このカバシャム動物公園で働いたことがあるという話を聞いたことがある。

 しかも、彼女が担当したのはなんとびっくり






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【昼寝中のコウモリ】







 コウモリだったっていう話を聞いて大爆笑。

 まだオーストラリアでの新婚生活が始まったばかりの彼女が世話をするのがコウモリってどう?

 嘆いていたよ。

 それにしてもコウモリの飼育係ってどんな仕事をするんだろうね。

 数少ない肉食獣は明るい日中は人前に姿を見せてくれないようだ。幾つかの檻の中を覗いても動物がいないのでははてなと思うものもあった。






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【犬?狼?ディンゴかな】







 コアラも夜行性である。

 明るい日中はほとんど動いてくれない。

 せっかく見学に来ているのにほとんどのコアラが背を向けていたり、ユーカリの葉に顔を埋めている。






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【コアラの背中(笑)】







 ここ、カバシャム動物公園ではコアラをじかに触ることは遠慮してもらっているのだが、背中だけなら触ってもいいという許可をもらった。

 頭部などを撫ぜるとコアラはストレスを感じてしまうらしい。

 おそるおそる背中を撫ぜてみた。

 う~ん。

 上手く表現ができないが、かなり毛は硬くゴワゴワしている。しかも油っぽい。

 なんかね、1年以上洗ったことのない浮浪者の髪の毛(爆)って感じかな。

 いや、そんな経験はないよ。もちろん触ったこともないけど・・・あえて表現するならってことで・・・(嘆)。






ハイビスカス ・・・ ハイビスカス


2008年4月30日の日記

 心が痛くなる話・・・だったらごめん。

 今日、17歳の男の子とその両親が来て、プールに入れてほしいと懇願してきた。

 しかし見た目は普通の男の子だが、彼は普通の子ではない。

 テンカンの症状があるという。

 そこで、万が一発作が出た場合の対処を聞いた。

 特に難しい対処はないが、泳いでいる間に発作が出てしまうとうつぶせになった状態で呼吸ができないわけだから、すぐに引上げ作業が必要になる。

 そこは我々もプロだから問題はない。

 しかし、プールサイドにいる父親と話をしてみると、中学時代まで水泳部のキャプテンとして活躍していたという。

 ある日風邪を引いて、そのウィルスが脳に入り、2週間もの間意識がなく、生死の間を彷徨ったという。

 何とか命は取り止めたものの脳に障害が残り、半年もの入院生活を経て退院したが普通の生活に戻ることはできないという。

 彼の記憶も一部を残して消えているらしい。

 最近はちょっと肥満気味になり、何かスポーツをさせたいと願って医者に相談したところ水泳はあまり賛成できない(やはり発作の問題があるために)と言われたそうだ。

 しかし彼の一番好きなスポーツは水泳だということで、今日やってきたのだ。

 最初はプールでウォーキングなどをしていたが、母親に泳ぎたいと言い出した。

 プールを移動して泳ぎのコースに行ったはいいものの、なかなかスタートしない。

 プールサイドからお父さんが、泳いでごらんと声をかけるが、それでも泳がない。

 お母さんが背中を押すが、それでもなかなかスタートしようとしない。

 僕は思わず、プールの反対側に立ち、“こっちにおいで”と手招きをしてみた。

 すると僕の手招きに視線を合わせ、水に潜り泳ぎ始めたのだ。

 きれいな平泳ぎで25mをしっかり泳いでいた。

 さすがに元水泳部!

 僕は思わず彼の頭を撫でてあげた。

「さすがに元水泳部だね。」

 ちょっと泣けた。

 15歳までは普通の少年として人生を楽しんでいたのに、ある日突然、彼の脳はウィルスに犯され、障害が残ってしまった。

 それでも彼の肉体は水泳を忘れていなかったのだ。

 お父さんもお母さんも現実を受け止めるのには、まだまだ時間がかかるだろうと思う。

 でも退院して以来、初めて入ったプールで泳いだ姿は両親の目には15歳の元気だった頃を重ねていたに違いない。

 僕はそんな彼を見て“君が生きているだけでも、君のお父さんやお母さんは幸せだから頑張って!”と心の中で語りかけるしかなかった。

 また来てくれるかな・・・。





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at 23:48│Comments(0) 「旅行(パース04年?)」編 

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