海辺のレストラン夜のフリーマントルを歩く

2008年05月20日

金曜の夜には・・・

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金曜の夜には・・・

(パースの宝物2004年6月)







 大きなガラス窓の奥では人々の様子が見える。

 みんな楽しそうに口を動かしながらテーブルを囲んでいる。

 そこはフリーマントルのパンフレットにも必ずといっていいほど名前の出てくる店である。

 僕がフリーマントルに来てどうしても入りたかった店のひとつが西オーストラリアでフィッシュ&チップスが最もおいしい店と書かれているシセレロズ(Cicerello's)。

 オーストラリアの習慣で金曜日の夜にはどの家でもフィッシュ&チップスを食べるということもあり、偶然にも今日は金曜日ということもあって、僕もそれに従った。

 どうして金曜日の夜にフィッシュ&チップスなのか・・・。






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【シセレロズは夢のひとつ】







 これには深いわけがある。

 男性(主人)は平日忙しく仕事をしていても土曜日と日曜日に休日というものがあるが、女性(主婦)には休日がない。

 専業主婦はいつも休んでいるわけではないわけだ。

 たとえ土曜日でも日曜日でも食事を作るという仕事が待っている。必要とあらば掃除も洗濯もやらなければならない。

 ましてや土曜・日曜は主人も子供たちも家にいるわけだから仕事量が増える。

 そこでできたのが、金曜日の夕食作りを省くこと

 それによって女性(主婦)にも休日に近いものを与える・・・ということで、手軽なフィッシュ&チップスをデリバリーして簡単にすませてしまうようになった、という話を聞いたことがある。






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【この量はすごい!】







 もちろんフィッシュ&チップス以外にもどうしても食べたかったのが、チリマッスル

 チリマッスルとは貝(ムール貝のような貽貝の種類)のチリソース煮である。

 何が何でもチリマッスルははずせない。一度食べたら病みつきになってしまうもののひとつである。

 パンは柔らかめのフランスパンにバターが塗ってあるものだが、レジで支払った記憶がないから多分サービスだと思う。

 もしくはメニュー欄に一緒に付いてくると書いてあったのかもしれない。

 これが一人前の量だ。中にはこれぐらいの量を食べきってしまう人もいるのだろうが、僕には無理

 もし食べきったとしても、大好きな料理が嫌いになってしまうだろう。






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【夜のボートハーバーで】







 この店はセルフサービスになっていて、料理を受け取ってからテーブルを探すのだが、どうしても性格上、ひとりでは店の真ん中には座れない。

 天気が良ければ外のテラスで食べるのだが、店に入る頃には小雨も降ってきたし、寒いので結局、奥のテーブルに行くことにした。  

 徐々に店内も混んできて、気づいたら僕の周りはみんなアジア系の人になっていた。

 一人で食べているのが少々はずかしい。

 しかもカメラで料理を写しているときは周りの人の注目になってしまい、少し離れたところに座っていた初老の男性と目が合ったときには気はずかしい思いをした。

「旅行者なんだし・・・、自分が思っているほど、相手は何も考えてはいない。」

と割り切ってはいるのだが、日本人独特の人の目を気にするこの性格(?)を直さなければ・・・。

 で、このフィッシュ&チップスは紙に包んでお持ち帰り~(っていうのも普通にできるわけだ)。






大波 ・・・ 大波


2008年5月19日の日記

 関東の朝は台風の強い風と雨の影響で電車の運行が乱れてはいたものの余裕で職場に着くはずだった。

 池袋までは・・・。

 ところが池袋~新宿間の一区間だけで30分。

 前を走る電車が詰まっているだけで、30分も車内に閉じ込められ、涙もの。

 しかも今日は代々木で仕事だったので、小田急線に乗り換えたのだが、新宿を出発をした途端、止まってしまい、結局30分の遅刻。

 しんどかったなぁ。

 今は空に満月が何事もなかったように輝いている。






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at 23:50│Comments(0) 「旅行(パース04年?)」編 

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