2008年06月22日
旅にはチーズか?
旅にはチーズか?
(パースの宝物2004年6月)
出発時間を一時間、間違ってしまうというハプニングはあったが、早く来ていたのだからそれほど大きな問題はない。
僕も友人Sにまかせっきりだったから、手続きの用紙を貰っていながら何も読んでいなかったわけで、2人で目を見合わせて爆笑
時間が逆だったら大変だったけど、待つのは一向に気にならない。
彼はまだ出勤するまでに少し時間があったので、空港のロビーで僕に付き合ってくれた。
実は翌日から彼は日本に行くことになっていた。
接待という名目で札幌でゴルフをすることになっていて、パースで会えるのは今日が最後だったのだ。
北海道は僕の故郷、パースはSの故郷。
お互いにいる場所が逆だねって、たわいもない話をしていた。
【いよいよ搭乗(先端の扉に荷物を入れる)】
僕は思い出したように、
「あ、地図を忘れた!」
と叫んだ。
夕べ、友人Sの家にシャークベイ(Shark Bay)周辺の細かく表示された地図があったので、それを借りることになっていたのに、パッキングをする際、すっかりそれを忘れてしまったのだ。
まぁ仕方がない。
モンキーマイアで買うか、見つけることにしよう・・・と思っていたら、彼は、
「まだ時間があるから今から取りに行ってくるよ。」
と言って空港から出て行ったのである。
何から何まで面倒をかけてしまっていた。
2~30分の間、空港ロビーにはほとんど人もいなかったので、表に出て、芝の上に座っていた。
ときどき空を横切っていく飛行機を眺めて時間をつぶしていた。
空は青く、快晴だ。
モンキーマイアも天気はいいと聞いている。
しばらくして友人Sが戻ってきた。
そしてなんと僕に渡してくれたのは、夕べ食べかけにして保存していたチーズだったのだ。
日本語が堪能な彼も微妙なものにおいては、言葉のニュアンスやアクセントで変わってしまう。これは日本人だって同じ事でよくあることだ。
後で聞いた話だが、T子とはこんな会話があったそうだ。
「シバがチーズを忘れたって言うんで取りに来たよ。」
「え、ひとつ持って行ったわよ。」
「多分昨日の食べかけのチーズのことだと思うよ。」
「そのことについても、今朝聞いたときには『いらない。』って言ってたわよ。」
「でも、シバがそう言ってたから・・・。」
「・・・」
なんで、わざわざ、このチーズを突然必要になったんだろう・・・って不思議に思いながら、渡したらしい(笑)。
「チーズ」と「地図」だけでこんなに笑ったのは久しぶりだった。
【操縦席も丸見え】
僕はその食べ残したチーズとクラッカーを大切に持って、友人Sと別れた。
ひとりになった僕が出発ロビーで待機していると搭乗のアナウンスが流れた。
同時間帯に2つの方面の飛行機に搭乗することになっていて、モンキーマイアの方面はどちらなのかわからずにいたが、まちがいなく飛行機に乗ることができた。
もし、もう一機の飛行機だったら・・・とひとり心の中でびくびくしていたのは事実だ。(これはかなり焦っていた)
20人乗り程度の小さなプロペラ機は左右1列に座席があり、搭乗する順に奥に座っていく。
これはルールではないが、自分が座ったところは残念なことに、翼の上だった。
【離陸】
小さな航空会社だから待機位置は空港のはずれにあり、搭乗して離陸するまで、約15分ぐらい空港内を移動し、そこから離陸することになる。
いよいよ飛行機は加速を増して、空中へと飛んでいく。
また、これからどんな旅が待っているのか、期待と不安でいっぱいだった。
下を見るとパースの町が小さくなっているのが見えた。
追記
僕がパースから離れている期間は、パースもいい天気だったらしい。ちょっと悔しい気もしたが、自然には逆らえない。
また天気がいいと、今回の写真をみてもわかるように、つい青空ばっかりを写しているのが、あとでわかった。
自分としてはそういうつもりはないのだが、無意識のうちにいつもこんな写真ばかりになってしまうのである。
・・・
2008年6月22日の日記
今日は朝から晩までびっしり雨だったね(天気予報大当たり~)。
だけどこの雨、梅雨っぽくない。
すごい降りだったし、風も冷たい。
なんだかジトジト感が感じられないのって、梅雨らしくないなぁ。
なんてことよりも、朝からびっしり仕事だったから、ちょっと足腰が痛い。
最近はどうもオジンくさくなりつつある僕なのだ(苦)。
[1年前の今日のブログを見る]
[2年前の今日のブログを見る]
[3年前の今日のブログを見る]
at 23:08│Comments(0)│
│「旅行(パース04年?)」編