2008年07月24日
星に願いを
星に願いを
(パースの宝物2004年6月)
陽もほとんど沈みかけ、夕食の時間までほとんど時間がない。
シャワーも浴びずに、昨日予約した6時半にレストランに行き、今日も寒くなったテラスに座る。
僕はレストランでのしきたりはわからないが、どうせ食べるならいろいろなものを食べてみようと思い、メインを頼むのをやめた。
それにしても昨日食べたカンガルーの肉の味が忘れられず、思わず、
「カンガルー料理をください。」
とお願いした。
そのほかに温野菜のシーフードサラダ、そしてオイスターを注文した。
どれもエントリー(前菜)と呼ばれるものだ。
昨日までいたウエイトレスのお姉さんではなかったが、快く注文に応じた。
メニューにはエントリーとメインがあり、僕が「エントリーは・・・。」というと「オントリー?」と発音を聞き返される。
どっちが正しいのだろう。
サラダはビールで冷えた体を温めてくれるような感じで、食を進める一品でもあった。
【温野菜のシーフードサラダ(前菜)】
それにしてもこのレモンの量。
見ているだけで唾液がジュワ~ッと出てくるでしょ?
で、温野菜になっているんだから、見ただけではその食感はわからないよね(苦笑)。
また、オイスターはどちらかといえば日本の方がおいしい(みずみずしい)気がしたが、酸味の入ったオリーブオイルに入れて食べるのは、なかなかの美味だった。
テーブルに並んだ前菜を見てもわかるように、もし日本で前菜を頼んでもこんな量で出てくることはないだろうなぁ。
【オイスター(前菜)】
それにしても、これらの料理には同じ種類でメインもあるのだが、メインで頼んだらどんな量になってくるのだろう、と不安になった。
ちょっと贅沢だけど、今日はモンキーマイアの最後の夜、そして今日一日の自分をほめてやりたい気持ちで海に向かって小さな声で「乾杯」という仕草をやった。
僕は大食漢ではないが、つい何でもオーダーしてしまう癖があるようだ。
おなかより目がほしくなるタイプなのである。
【もちろんカンガルー料理は昨日と一緒で】
ディナーが終わってもレストランのビールでは物足りなく、ワインも1本購入(飲むわ、飲むわ)して精算をしたが、そこには昨日までのお姉さんがいて、僕のレシートを見るなり、
「え?今日もカンガルーを食べたの?」
と両手をオーバーに広げて、笑われた。
機会があったらまた食べてみたい一品である。
部屋に戻り、シャワーを浴びて外に出て、しばらく星空を眺めていた。
寒いのだが風もなく、Tシャツだけでも充分だった。
「明日はもう、ここを発つんだなぁ。」
夜空の星が感傷をより強いものにしていく。
C少年には会えなかったが、僕は彼と彼の家族の再会を星に願った。
部屋に入り、今度はワインで乾杯
ワインを飲みながら、僕は彼のお婆さんに破って渡した日記の次のページに今日の出来事を綴った。
少し書いては、また星空を見に外に出る。
満天の星を見ていないともったいないとさえ思うほど、素晴らしい星空だった。
気がつけば深夜の2時、そして日記は3ページにも達していた。
再び僕は星空の下に立ち、いつか年老いたときまでに再会できることを星に願いを込めて祈った。
【再び、モンキーマイアの夜空を】
この間の絵の色をちょっと変えてみたら、なかなかお洒落な絵に。
夜空の写真がないので、こんなものでご勘弁を。
追記:
モンキーマイアで泊ったコテージは、通常のホテルと違い「豪華さ」はない。
夏などは、海に入った後に、入り口脇にある水道で足に付いた砂などを落としてから気軽に部屋に入れるので、僕は好きである。
もしヘアドライヤーを必要とする人は、供え付いていないのでそれを持参する必要はある。
それ以外はシティホテルとほとんど同じだと考えてよい。
一人の旅行では贅沢すぎる環境で宿泊をお願いしたが、本来ある程度自信を持って動ける場所なら、バックパッカー用のホテルでもいいとは思うし、何人かの友人と一緒に楽しむのであれば、テントサイトもいい。
少ない時間の中で見ず知らずの人(外国人)と一緒にいるのは僕にとっては苦痛であると思い、今回は過去に2回宿泊している場所を選んだ。
シーズン外でもあったので宿泊可能だったが、シーズン中はきっと一人で宿泊するのは困難だったかもしれない。
ちなみにテントサイトだとA$9(約750円)、バックパッカーだとA$18(約1500円)ぐらいで宿泊できるようだ。
僕の泊ったところは、ツアーのセットだからどれぐらいかはわからないけれど、本来であればA$200ぐらいはするのではないだろうか?
ちょっと贅沢だね(また汗水流して働かなきゃ、ね)。
・・・
2008年7月24日の日記
今夜が最も暑い・・・夜のような気がする。
外に出た途端、汗が吹き出る。
こりゃ、凄すぎるね。
ところで夕べ遅くに家に帰ってきたんだけど、疲れた身体をベッドに倒した瞬間、グラグラっと。
ずいぶん長いなと、チャンネルをNHKに変えると震源地が岩手県。
BLOGでお世話になっている北さんの住む町のそば。
しかも、久慈市も震度5弱。
慌てて、BLOGにコメントを残したんだけど、返事が戻ってこなかったら・・・って、ちと心配しながら一日を過ごしていた。
さっき帰ってきたら、コメントも帰ってきて一安心だが、北さんのBLOGの写真を見て唖然。
何にもできなくてごめんね~、北しゃ~ん。
大変でしょうが、お身体に気をつけて頑張ってください。
みなさん、よかったら、北さんのBLOG『北三陸風土物語』に行ってくださいね。
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│「旅行(パース04年?)」編