2008年11月29日
彫刻で歴史を
彫刻で歴史を
(2008年11月17日日光・鬼怒川ドライブ編)
表門をくぐり、左手を見ると誰でもが良く知っている最も有名な猿が・・・。
もちろん本物ではない。
見ざる言わざる聞かざる・・・の三猿。
この猿たちは、神厩舎(しんきゅうしゃ)と呼ばれるご神馬をつなぐ厩(うまや)、簡単に言うと馬小屋の上部に掘られている。
昔はこの厩の中にご神馬がいたのだろうが・・・。
と思っていたら、本物が・・・出てきたぁ。
真っ白い馬が・・・。
いや、僕の方が唖然。
たまたまその中にいたのだろうが、思わず写真を撮るのも忘れ、棒立ち(ちなみにこのご神馬はニュージーランド生まれだとか・・・)。
【見ざる言わざる聞かざる】
神厩舎の長押上には猿の彫刻が8面あり、4面が正面から、4面が右側面から見ることができる。
その1面が見ざる言わざる聞かざるっていうわけで、実はこの8面は人間の一生を意味しているものなのだ。
この世に生を受けて、親に育てられ、遊びを覚え、人生の勉強をし、恋愛をし、結婚、妊娠、そしてまた新しい命が生まれる・・・という繰り返しを猿で表現したものである。
どうしてそれが猿なのか・・・昔から猿が馬を守るとされているところから厩に彫られたものだという。
もちろん有名なのは見ざる言わざる聞かざるだが、もう一枚!
【これは右側面にいる猿】
僕の理解力に間違いがなければ、この3匹の猿は夫婦になるための相手を上から探しているものだと聞いた気がする。
間違ってたらごめん
本当は全ての猿をカメラに納めたかったのだが、カメラのバッテリーも心配で猿の写真は2枚だけ。
【陽明門】
国宝のひとつ、陽明門は 日本を代表する最も美しい門で、宮中正門の名をいただいたと伝えられている。
どうやったらこのような建造物ができるのかと思うほど、複雑で尚且つ、僕のような芸術に疎い人間でも感動できるのだろう。
【よく見ると多くの彫刻が】
いつまで見ていても見飽きないところから日暮の門ともよばれ、故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など500以上の彫刻がほどこされているという。
写真は将棋を指したり、楽器を使って歌を歌っているもの(かな?)。
他にも習字を書いていたり、髪の毛を洗っていたり、遊んだり、喧嘩をしているなど、中国の故事を題材にしたものだという。
じっくり眺めてみたいもののひとつである。
【陽明門の前に立ち】
ちょうどこの写真の左側には三猿のいる厩が見える。
陽明門の前から後ろを振り向いて写してみたものだ。
さて、中に入ってみよう。
・・・
2008年11月29日の日記
早いね~。
この一ヶ月は本当に早かったな。
よそ見しながら生きていくなんて、できないぐらい・・・あっという間に1ヶ月が過ぎ去ってしまった。
明日も朝早くからの仕事。
寝なきゃ~♪
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