家康公、久しぶり~まるでネイチャーワールド

2008年12月01日

日光の不思議

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日光の不思議

(2008年11月17日日光・鬼怒川ドライブ編)







 奥宮家康公の宝塔を眺め、遠い昔(家康が生きてきた時代)を想像しながら、階段を降りることにした。

 今では誰でも見学できる場所になったが、以前は一般公開されていなく、初めて公開された年に見に来たことがある。

 このときは、さすがに行列をなしていて、ゆっくり眺めることができなかったが、今は平日であれば人もまばら。

 のんびり眺めることができるわけだ。

 陽明門を入って左側の建物が、3基の神輿が納められている神輿舎(しんよしゃ)。

 平安時代に貴族を乗せて担いだ神輿は神様の乗り物というらしい。

 中央の三葉葵の紋が入った神輿に乗るのが 東照宮の主祭神である徳川家康公。

 向かって右の神輿は配祀神の豊臣秀吉公、左が同じく配祀神の源頼朝卿の神輿だ。







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【神輿】







 春秋の千人行列の際には、これらの神輿が主役である。

 55人で担ぐ神輿1基の重さは約800キロ

 昭和40年代に新調された2代目だ。

 1636年製作の初代の神輿は約1120キロ

 初代の神輿は現代人には重すぎるからという理由で2代目が誕生したらしい。

 初代の神輿は現在は東照宮宝物館に展示してある(まだお目にかかったことがない)。







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【見落としがちな天女の天井画】







 建物内部の天井には天女舞楽(てんにょぶがく)の絵が書かれている。

 神輿舎の正面に立ってもその絵は見えない。

 入り口ぎりぎりのところでしゃがんで上を見上げなければ見ることができないので、ついつい見落としがちなのだが、天女の絵では日本一の美人といわれている。

 見る価値はあると思うよ。







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【魔除けの逆柱】







 何の知識もなければ、そのまま気にせず通り過ぎてしまうものがいくつもある。

 上の写真もその中のひとつ。

 たまたまどこかのツアーコンダクターが説明しているのを耳にして、じっくり眺めてみたら(笑)・・・。

 本当だぁ~。

 これは魔除けの逆柱という柱で、紋様を逆にして未完成の部分を残したらしい。

 陽明門の両脇に狛犬がいて、それを囲むように8本の白い柱がある。

 ところがこれらの柱のうち、一本だけ紋様が逆さまなのだ。

 写真手前の柱がその主人公。

 奥の柱の紋様(見づらいかな?)と逆なのがわかる?

 さて、鼓楼の後ろにある建物は、本尊が薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)であることから薬師堂、また乱世を鎮めた家康公が薬師如来の生まれ変わりと考えられたので、本来の仏をまつったことから本地堂と呼ばれる。







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【鳴竜にご対面】







 薬師堂の内陣天井に描かれているのが、有名な鳴竜(なきりゅう)。

 竜の頭の下で拍子木を打つと、天井と床が共鳴して鈴のような鳴き声に聞こえる。

 もとの絵は狩野永真安信(かのうえいしんやすのぶ)の筆によるが、堂とともに焼失したため、現在の絵は堅山南風(かたやまなんぷう)画伯が復元したもの。

 残念ながら室内での撮影は禁止されているので・・・HPから写真を拝借。







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【鳴竜】







 この絵が天井に書かれていて、この竜の頭の下で拍子木を叩くと竜の鳴き声が・・・。

 不思議だな。






太陽 ・・・ 雨


2008年12月1日の日記

 今日の関東、雨降るなんて天気予報では言ってなかったぞ~。

 まぁ、置き傘があるから問題はなかったけれど、それにしても驚いたよ。

 今日から12月だというのに、何だか目の前ばかり見ていて、周りをしっかり見ている余裕がない。

 こんなんじゃ、いけないなぁ。

 明日から気を引き締めて頑張るとするか(泣)。






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at 23:39│Comments(0) 「旅行(栃木)」編 

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