2010年01月19日
冷たい雨の朝
冷たい雨の朝
(2006年1月オーストラリアパース野郎二人旅編)
この旅行記は2006年1月に行った西オーストラリア州のパース市を中心とした地域を当時の手記をもとに書いたものです。
旅行当時の地域の情報や価格などは現代とは若干差があることをご理解ください。
朝、目覚めると嫌な予感がした。
その予感が的中していなければいいが・・・。
僕はベッドから起き上がり、カーテンを開けたくない気持ちに襲われながらおそるおそる開けてみて、
「あっ。」
と溜息に似た言葉を発した。
“やっぱり、雨か・・・。”
Tも目が覚めたらしく、ベッドから外を眺めている。
「雨ですね~。」
「・・・ですね~。」
窓を開け、ベランダに出て、しばらく外の景色を眺めていたが、どう見ても雨は止みそうにない。
いつものパースなら、たとえ雨季であってもこんなに分厚い雲が空を覆うことなど多くはないのだ。
その上、スコール(シャワーと呼ばれている)に似た雨が15分も降り続けば、1時間は雨が止むのだが、今日の雲はまるで日本の梅雨時のような雲である。
しかも夏らしくない冷たい雨である。
相変わらず自然の多いこの国の、ホテルの中庭には雨でも来訪客はいる。
【カラスが何かを探してる?】
強い雨だからベランダから部屋に戻り、窓際から写真を撮ってみた。
黒に白の模様が入った、カラスを一回りか二回り小さくした鳥がきっと虫を探しているのだろう。
いや、これはカラスだ。
実はオーストラリアのカラスは日本の真黒いカラスと違って、白い模様が入っているのである。
心のどこかで、“いつもの雨のように止んでくれないか・・・。”と何度も祈っている自分がいる。
【雨の景色が写真ではなかなか伝わらないね】
今朝のTは朝食はいらないという。
珍しいと思ったら、パースに来てからずっと食べ過ぎていて、体が重いから・・・と(爆笑)。
そういえば、彼はこの国で毎朝ジョギングをするだとか、健康にいいことをするなどと言っていたが・・・(苦笑)。
それどころか、食事は必ずと言っていいほどヘビーなものだし、ホテルに戻ってきてはベッドにもぐりこむような、不健康極まりない。
まぁ、そんな奴なのである。
【雨のテニスコート】
僕も普段の生活では朝食を抜いているし、仕事が忙しいときは昼ご飯も食べ忘れることさえある。
ある意味、これも不健康だが・・・(笑)。
しかし、ここはパース。
旅行になると妙に食欲が沸いてくる。
普段の生活ではなかなか食べられないものも多いからかもしれないが、もしかしたら洋食は自分に合っているのかもしれない。
過去に何度か日本を脱出しているが、別に和食が食べたくなるほど、胃袋が要求していたことはないのだから・・・。
腹が減っては戦はできぬ・・・じゃないが、腹を空かせて楽しい旅行はできない。
それでもついついホテルのバイキング形式の朝食は食べ過ぎる傾向にある。
【本日の朝食~♪】
僕はひとりでレストランに行き、食事をしながらジッと空を眺めていた。
こんな景色を見に来たのではない。
何度も心の中でつぶやきながら・・・。
2010年1月19日の日記
今日の関東は汗ばむほどに暖かかった。
都内で13℃台だったらしいが、昨日までが寒かったので汗ばむほどの気温。
これでまた寒くなったりすると風邪を引いたりするんだよね~。
スーツ姿の人々はコートを着用せずに歩いているほど。
僕は面倒なのでコートを着ていたが、じわぁ~っと汗ばんでいた。
夜もそれほど寒さを感じなく、快適だったが。
特別変化のあった一日ではない。
普通に時間が過ぎていっただけの一日。
そんなときは無理にBLOGを飾る必要もないか。
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