豆乳ドーナツ第一章~再会(其の二)

2010年06月28日

第一章~再会(其の一)







第一章~再会(其の一)

(2010年6月北海道にて、いとこ会+プチ観光編)



 関東からやってきた僕らと小樽築港で落ち合ったY久叔父夫婦の6人は隣駅の南小樽で下車し、改札口に向かうと、その先に待っていたのは、千歳に住むH樹札幌に住むM人ら総勢6人。

 H樹は僕より4歳年上の従兄、M人は僕と同年代の従弟で、この二人は兄弟関係である。

 今回のいとこ会では二人とも奥さんを連れてきている。

 彼らの父親のT夫叔父とすでに一足先に北海道にやってきていたK三叔父もいる(二人とも奥さんには先立たれている)。

 M人とは同学年でありながら高校を卒業してから滅多に会うことがなくなった。

 親戚に不幸があっても、お互いにすれ違って顔を合わすこともなかった。



「ひっさしぶりだなぁ~。」

の挨拶。

 僕も歳を取った分、M人もそうだ。

 小学生の頃はよく一緒に遊んだものだ。

 H樹とは半年前にも顔を合わせている。

 T夫叔父は僕の耳元で、

「この間はありがとう。」

と、他の従兄弟たちに聞こえないように声をかけてきた。

 茨城に住むK三叔父に送っていた中華粥を、T夫叔父にも送ってあげていたからだ。

 僕は他の従兄弟に気づかれないように、うんうんと小声でうなずいただけにしておいた。

 短い再会の挨拶を交わし、荷物を車に乗せ終え、南小樽駅を出発することになった。



 僕にとっても懐かしい風景が広がる。

 車は国道5号線を西に走る。

 国道5号線は高校時代に毎日通った道である。

 時代はどんどん進み、車線が拡張され、新しくバイパスができたりしているところもあるが、基本的にはやはり昔の思い出が蘇る風景が続く。

 今回のいとこ会の会場(ホテル)は小樽市の隣町、さらに西にある余市町のホテル。

 街中を通り、視界に日本海が広がってくる。






100628-01hokkaido






 南小樽から余市までの移動は約1時間。

 親戚ならではの懐かしい会話が飛び交う。

 僕も気がつけば、カメラを手に持つこともなく、叔父たちの話で車窓を流れる風景を写すことすら忘れていた。



 いとこ会が行われるホテルに到着したのは午後3時。

 集合時間ぴったりである。

 ほとんどの人たちはチェックインしていて、すでに割り当てられた部屋に入っているようだった。

 エレベーター前でも懐かしい面々に会う。

「久し振り~。」

「元気だったの?」

「よく来たね~。」

と、まるで同窓会気分である。

 エレベーターのドアが目の前で開いても、なかなか先に進めない(苦笑)。

「まぁ、まぁ、まずは部屋でゆっくりしてなさいよ。」

 この言葉で僕らも何とかエレベーターに乗れたんだけどね。






2010年6月28日の日記

 ふと気づいたら、今日の北海道旅行記に載せる写真がない。

 唯一載せてあるのはホテルの窓から見える余市の景色。

 とはいえ、その辺の田舎の風景である。

 で、ちょっと物足りないので、今日のお酒のお供~。






100628-02sashimi






 それにしても今日の関東はすごい湿度

 外に長くいられないほどである。

 ミストサウナの中にいるような感じ。

 今日は午前中は寝ていたが、午後に温泉で汗を流す。

 露天風呂にいても(もちろんスッポンポンでありながら)ムシムシするぐらいで、気持ちよいとはいえない。

 こうなったらサウナで汗を流すのが一番だ。

 干からびた状態になるまでサウナで汗を流す。

 夕方は雨が降っていたが、その後も涼しいわけではない。

 これからはこういう日が続くのだろうね~。







shibacchi0821 at 23:50│Comments(0)TrackBack(0) 「旅行(北海道)」編 

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