2010年11月11日
K子のパース便り №4
11月も中旬となれば、僕の故郷、北海道は充分に初冬を迎えるわけで・・・。
ニュースでも故郷は暴風に見舞われている映像が目に入ってきた。
ちょっと心配だが・・・。
それなのに、関東は妙に穏やかな日々が続いている。
同じ日本でも北と南では気候はずいぶん違う。
今日も当たり前のように仕事をして帰宅。
それだけの単純な一日(それがいいのかもしれないが)。
で、昨日の予告通り、今日はK子からのパース便りを・・・。
あ、ちなみに今回は写真が添付されてなかったぁぁぁあああ(残念)。
☆★☆★☆★
しばっちさーん!!
こんにちは。
私は何とか元気でやってます!
今のステイ先は、Mandura線(スペルが怪しい)のBull Creekという駅(Perthから3つ目)が最寄りの駅で、家からシティまでは電車とバスで25分くらいの場所です。
Swan riverを超えるので、景色がきれいで気に入ってます。
家族はパパさん、ママさん、男の子2人(6歳と3歳)の4人家族で、子供たちがすごく可愛いです(そのうちに写真を送ります)。
簡単に近況報告すると、私は毎日、家事(掃除、洗濯、食事の後片付け&子供の遊び相手)をしています。
パパさんは会社員(環境コンサルタントと言っていましたが、具体的に何の仕事をしているかは不明)、ママさんは俳優さん(舞台女優でしょうか?夕飯を作ってから仕事に出かけていきます)という共働きの家庭で、ママさんは夕飯を作ること以外の家事はほとんどせず、パパさんが子供たちの朝食やお弁当を準備しています。
私は・・・といえば、大量の洗濯物と日々格闘中です(笑)。
ふ~(ため息)。
最初の一週間は慣れなくて大変でしたが、今は何とか自分のペースがつかめてきました。
しばっちさんのメールにもあったように、私も『この国は水不足が深刻で、水がとっても貴重』と教えられてきましたが、ここの家族はちっとも節水している様子が見られません。
びっくりです。
やはり、それぞれの家庭によって考え方が違うのでしょうか。
はぁ。
書きたいことがありすぎて、何から書けばよいのやら・・・???
今日は食事について、ちょっと報告を~。
私は今、スティ先の家族に一日3食提供してもらえる環境でして、つまり外食の機会があまりありません。
というよりは節約のため自制しているというのが実情です。
しかし・・・!!
うちのママさんの料理・・・。
正直どれもビミョウです・・・(涙)。
味付けが微妙・・・というか、味がしない。
初めて食べたときは、味付けを忘れたんじゃないかとも思いましたが、どうやらそうではないらしく。
日々の食事が微妙なんです。
良く言えば、素材の味を存分に活かした感じではありますが・・・。
今は「贅沢は敵!!」と、自分に言い聞かせ、ママさんの作る料理を頂いております。
あ、でも!!
朝食に食べるトーストと牛乳は美味です☆
しばっちさんの言ってた、薄くて、トーストするとカリッとした食感のヤツだと思います。
牛乳も軽くて、飲みやすいです。
シリアルに良く合いますね。
週末にはどこかのフードコートでランチがしたいものです。
さてさて、今日はこのくらいにします。
また、メールしますね~。
ps パパさんが自転車(ヘルメット付きで)を貸してくれました。
昨日シティまで自転車で行ってみたところ、約1時間かかりました。
距離にして12キロぐらいでしょうか。
この街は自転車用の歩道が整備されていて、自転車好きには天国ですね。
ただ、タイヤの空気があまくて、かなりしんどかったです。
では、また~。
K子
★☆★☆★☆
これがK子からの4通目のメールである。
前回のメールで仮ステイをしていたパースシティの北に位置するダンクレイグ(Duncraig)という地域から、ほとんどパース駅を挟んで反対側の地域に位置するブル・クリーク(Bull Creek)に腰を据えるようだ。
ここって、もちろん僕にとっては未体験ゾーン。
K子のステイ先は僕にとっていつも未体験ゾーンなわけで(苦)。
そして、Mandura線っていうのはもしかしたら数年前に開通したばかりの地下鉄(一部が)では・・・?
地図で調べる限りでは、ブル・クリークの位置はちょうどフリーマントルと同じような緯度にあり、距離的にももしかしたらパースよりフリーマントルの方が近いかもしれない。
まぁ、どちらにしても自転車では1時間ぐらいはかかる場所だろうな。
K子には僕の失敗談の一つとして、水が貴重なことも教えておいた。
日本人のように食器を洗うときもシャワーを使うときも、流しっぱなしにしているのを見たことがない。
友人Sのお母さんに、水道水の使い方には気をつけなさいと注意を受けたことがある。
また水道水にはカルキが多く含まれているので、ガラスなどを拭くと白くなる恐れがあるからそれも伝えておいたのだが・・・。
ここの家庭・・・、水にはどうも無頓着のようだね(笑)。
心配することはないかもしれないな。
それ以上に食事の問題も彼女なりに苦労しているようだ。
飽食の時代と共に、日本食も多くの化学調味料で味が麻痺しているのは周知の通り。
僕もその中の1人。
自然の素材にこだわって味を引き出すのか、いろんな味を混ぜてごまかすのか(これは言い方に語弊があるかもしれないが)、その家庭の味というのもある。
K子の言うように、微妙な味加減は僕にとっても「ちょっと無理~」という気持ちになりそうだが・・・。
それでも前向きな彼女のこと。
きっとそういうこともいい思い出になると思うし、もしかしたら今後の彼女の人生を変えるきっかけの一つになるかもしれない。
日本に戻ってきたときに、食卓に並ぶ料理に味がなかったりして(爆)。
とにかく新しいステイ先が決まったわけだから、これからしばらくの間は自分のペースで大いにパースをenjoyしてもらいたいものだ。
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この記事へのコメント
次の下宿先に移動されたんですね、ブル クリークというサバーブは初めて聞く場所ですが、その東隣のカニングベールという所に日本人の友達が住んでいるので想像出来ます。しばっちさんのおっしゃる通り西に行ってフリマントルが近いかもですね。
私はちょっとワーホリというシステムが今一分からないのですが、アコモデーション提供と引き換えにその家での労働などが条件なんでしょうか?
結構あちらの家庭で、お手伝いさん代わりに外国からの人達をおくのでしょうか?私が学生の時も友達の下宿がそのようで、子守り掃除などをしてました。私も日本語を勉強している高校生の家庭教師をして夕食をゲットしていました。K子さん今のところ、家事に忙しそうですね。早く慣れて自分の時間を作ってパースの探検してほしいですね!
水の件はなかなか深刻な問題ですね。私も下宿で、古くてシャワーも無くバスタブだけでそこで水を節約してお風呂を使えと言われてもなかなか難しく、あるときランドレディーにYokoはお風呂にいったい何ガロンの水を使えばいいの!ってこっぴどく怒られました。皿洗いにも濯ぎの水は使いませんしね。つくづく日本はいいなあ〜。
また夏に向かいあちらはますますウオターリストゥリクション厳しくなりますね。K子さんによろしく!
黄砂、ニュースでやってました。
かなり久し振りのようですね。
洗濯物はもちろん、車やらベランダやら…大変なのかな?
ワーホリのシステム…僕自身もあまりよくわかってはいません。
K子自身はパース(オーストラリア)の環境に慣れるまでホームステイを、その後はできればアパートメントでシェアして、外で働いてみたいと言ってました。
今までの生活(東京でのゴミゴミとした環境)から離れ、外から日本を見てみたいと…。
今度、僕の方からメールを送ったときにでも、そのシステムを聞いておきたいと思います。
せっかく行ったパースですから、一年間を有意義に使ってもらいたいものです。
外に出ず、ステイ先の中で時間を使ってしまってはもったいないですからね。
まぁ、彼女のことです…いろんな事を考えて生活していることでしょう。
ではでは~。