東日本で大地震―3東日本で大地震―5

2011年03月15日

東日本で大地震―4







 中国に帰国しているG君からメールが届く。

「日本が大変なことになっているのを知りました。

 先生!(彼は僕をこう呼ぶ)

 大丈夫ですか?

 みんなは元気ですか?

 僕は21日に日本に戻りますが、必要ならボランティアに行くつもりです。

 四川の地震のときも、僕はボランティアででかけ、多くの日本人にも助けられました。

 それまで気をつけて生活していてください。」



 中国でも日本の地震は大きく取り上げられているようだ。



 また札幌に住む従弟のM人から電話が入る。

「そっちはどうなってる?」

「相変わらず小さな揺れが続いてるけど、大丈夫。ただ、JRが止まったりしているし、これから計画停電っていうことで地域ごとに時間を区切って停電になるかもしれない。」

「食べ物がないって本当か?」

「いや、そういうわけじゃない。」

 スーパーやディスカウントショップ、ホームセンターの食料品売り場の棚にないのは事実だ。

 ただ僕は1~2週間分の食べ物はあるから・・・、と伝えると、

「遠慮しないで、足りなくなるようだったら連絡してくれよな。送るから。」

 嬉しい言葉だ。

 っていうか、いつ届くか・・・(笑)。

「本当に苦しくなったら言うから。」



 今はみんなパニックになりつつある(ような気がする)。

 特にミネラルウォーターなどは確保しておいた方がいいかなって思ってるんだけど、近所のお店には全くないのだ。

 更に必要と思われたものは乾電池

 ところがこれも全くの品切れ

 あああ、この間、買っておけばよかったぁぁあああ。

 我が家にはロウソクも・・・、あっ、あるある。

 そういえばアロマのロウソクが・・・、とテーブルの上に準備しておく。

 それからアウトドア用の懐中電灯、いざとなったらランタンもある。



 計画停電・・・。

 これは地域別に3時間程度の停電が回ってくるのだが、それも地域によっては予告なしってどういうこと?

 計画停電というのは上層部だけの言葉であって、むしろ無計画停電っていうほうが正しいんじゃないかい???

 コンビニでは停電に備えてアイスクリームのボックスにはシートがかけられている。

 その時間に合わせて営業を中止したところもあるという。

 それなのに停電が実行されていないというのはどういうことなのか。



 もちろんJRなどの電車も一部運休。

 仕事に行きたくたって、こうなるとどうしようもない。

 多くの人々は車に切り替えるだろう。

 当然道路はパニック状態になる。

 それに伴ってガソリンを入れなければ、という気持ちは出てくる。

 町のガソリンスタンドだってガソリンは売り切れ状態。

 そこでもパニック。



 国民に計画停電を呼びかけたことは正しいのか。

 これこそ無計画だと思う。



 まず呼びかけるのは、

 計画停電が行われないために、個人個人で電気を一部止めることを努力してほしいと呼び掛けることが必要ではなかったのだろうか。

 それでも電気の消費量が減らない地域は地域ごとに計画停電を行うと言った方がいいのではないだろうか。

 そういう統計はすぐに集計できるだろう。

 その地域がそうなれば不安や不便を生じるわけで、そうなってほしくないと思うのが当然なのだ。

 そこでは自治体が街全体に協力してほしいと放送していけばいいのだ。

 それでも消費量が減らないのなら、実施に踏み込めばいいのだ。

 それは国民が省エネ無関心である現れなのだから、実施されてもいたしかたない。



 少なくても僕の見た町の中では貼り紙をして省エネ状態にしているお店が多かった。

 商品棚の電気を消す、看板を消す、事務所の電気を一部消す・・・などの努力をしている企業や商店もあった。

 もちろん僕だってエアコンを消して、洋服を多めに着用していた。

 国民にパニックを煽る方法しか考えられない今の政府のやり方はどうしても許せない。



 話はずれるが大地震が発生してから何度も地震速報や警報ベルがなる(これはテレビ以外に携帯電話、町内からも)。

 昨日はテレビのテロップには長野県が震源地と文字が流れるのだが、その数分後に震源地は茨城県沖になるのはどういうこと?

 1度や2度ではない。

 どっちが正しいの?

 どっちも正しいの?



 今朝方もグラッと揺れた関東。

 まだまだ予断を許されない状況である。







shibacchi0821 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0) 「生活」編 

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