義援金あれこれフクロウの森

2011年04月02日

再び雪あかりの路







再び雪あかりの路

(2011年2月7日~9日 冬の北海道、写真で綴る一人旅)



 夕方、母や従兄弟たちと別れ、ひとり小樽駅までタクシーで戻ってきたのはまだ暗くなりきっていない時間だった。

 本当なら、その従兄弟たちと食事でもして・・・という(悪い)タイミングになりそうだったのだが、今回はそれを振り切っての行動に出たのには訳がある。






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【夕方の小樽駅】






 小樽駅前でタクシーを降り、その足で小樽港に向かう通りを歩くことにした。

 もちろんそれは・・・、






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【都通りの入り口】






 雪あかりの路を見て歩きたかったからである。

 今回の帰省の最大の目的はもちろん!この雪あかりの路

 何としても夜は自分だけのために使いたかったのである。



 日中は雪が降ったり止んだりの忙しい天気だったが、夜は最高のコンディション

 こんないい天気になるなんて想像だにしていなかった。

 街中にも至る所に雪灯籠があり、ロウソクの灯りが灯っている。

 こんな町は他にあるのだろうか。






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【都通り】






 お店やビルの脇に片付けられていた雪灯籠は夜になると都通りの中央に一列に並ばれ、灯りが灯っているのを見て、

「小樽も変わったなぁ。」

と感動に似た異様な空間に目を見張る。

 上の写真は都通りの入口入ってすぐの場所だ。

 もちろん僕が見て歩きたかった場所は都通りではない。






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【仄々とした】






 実は大々的な会場は小樽市内に数ヶ所あるようだが、駅前から歩いてもそう遠くない場所として、手宮線跡地があったので、そこを選んでおいたのだ。

 都通りからさらに3~4分ほど歩いていくと手宮線跡地、その先に小樽運河の順になる。

 さて、手宮線跡地を右に折れ、その通りをのんびり歩きながら楽しむとするか・・・、

と思いきや、観光客がびっしり!!






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【人がいっぱい】






 驚きだ。

 ここの空間が人々で溢れているなんて。

 左右に色とりどりの雪灯篭が並び、比較的狭い舗道を歩いているのが写真を見てもわかるだろう。

 この通りは、昔は手宮線として電車が走っていたのである。



 手宮線1985年にその仕事に終止符を打っている。

 それ以来、一部のレールは残され、現在では手宮線跡地として観光名所の一つになっているようだ。

 通りの先には雪のトンネルがあるのが見える。

 もちろんそのトンネルをくぐってみることに・・・。






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【神秘的な空間】






 ちょっと感動的な空間だね。

 小樽に帰省する前にいとこのS子ちゃんと交わしたメールに、雪あかりの路はカップルが多いから、一人で歩くなんて酷だよ!と要らぬお世話と言わんばかりの内容が書いてあったが・・・、

 そうかもしれないな(ブツブツ)。

 などと思いつつも先に進むと、さらに驚きの空間が・・・。






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【こんな大きな灯篭が】






 上の写真のような雪灯籠が数多く、通り狭しと作られていた。

 もちろんそこには多くの人たちが覗きこんだり、デジカメや携帯で写真を写していた。

 しかも三脚を立てて一眼レフで写しているカメラマンも多く、一人で歩いている僕は何故かちょっとホッとした気分。

 うん、ここでもカップルばかりではなく、大勢の一人者がいたからである(笑)。

 あまりにも素晴らしい作品(?)が多く、ついついカメラ片手にあっちに行ったり、こっちに行ったり・・・。

 これらの写真を写すだけでも10数枚!

 後で出来上がったのを見て、最も自分らしさが出ているものを1枚だけアップしたのが上の写真である。






4月2日(土)の日記

 もう桜の季節だというのに、僕のブログは再び雪あかりの路のシーン。

 暖かくなっても極寒の北の大地を書いていくべきかどうかかなり悩んだのだが、今、どこにも遊びに行っていない(旅行として)僕は他に書くこともないので続行することに決断!

 もう見飽きたっていう方もいるだろうが、まぁ、そう言わず、写真だけでも眺めてくれたらいいなって思いながら、マンネリ化したような文章がまたしばらく続くことになる。

 そして、

 小樽っていいなぁ。

 小樽に行ってみたいなぁ。

 できれば、冬の・・・、雪あかりの路の・・・、季節に・・・。

 と思っていただけたらいいのだが(笑)。







shibacchi0821 at 23:55│Comments(0)TrackBack(0) 「旅行(北海道11年02月)」編 

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