駅弁(その二)いとこ会を目前に

2011年06月28日

再会に喜び







再会に喜び

(2011年6月18日~20日 いとこ会&故郷を歩く旅)



 余市駅の改札口を通り抜けると従弟のH樹ちゃんが迎えに来てくれていた。

 H樹ちゃんは僕より5歳年上の従弟(父の弟の息子)で、去年日航のリストラにあって以来、未だに無職を貫いている。

 彼の弟のM人と僕は同い年ではあるが、残念なことに今年は仕事の都合でいとこ会は不参加という連絡が入っていた。

 もちろんH樹ちゃんとは1年振りの再会だが、北海道に住むいとこの中でも多くの連絡を取っているので、1年振りという気はしない。

 3月の大地震のときに連絡が取れなかった茨城K三叔父の情報を聞き出したのもH樹ちゃんだった。

 誰に電話しても繋がらなかった時間に何とか連絡が取れたH樹ちゃん。

 K三叔父からさっき連絡があったから生きているのは確かだよ(笑)っていう言葉を聞いて安堵したものだ。

 再会の握手を交わして、いざホテルへ~。






110628-01yoichi

【北海道のここに僕の故郷はある】






 すでに多くのいとこたちはホテルに集合しているようで、僕らが一番最後のようである。

 割り当てられた部屋に行き、着替えもせずに大御所の方たちに挨拶

 M志と2人で羽田空港で買ったねんりん家のバウムクーヘンを持って(笑)。



「おばさん、お久しぶりです。」

「わぁ、久し振りね。元気なの?」

 笑顔で迎えてくれる。

「大きなお土産は持って来れなかったけれど、おじさんやおばさんだけに・・・。」

と手渡すと、周りにいたいとこ連中(女性陣)から、

「私たちも今日はあんたの従姉じゃないから・・・。」

と。

 ん?

 何を言ってるの???

 と不思議な顔をすると、

「遠慮しないで。私たちは今日だけ、あんたの伯母さんだから・・・。」

「だから、私たちに遠慮しないでお土産を渡しなさい。」

 総攻撃だ。



 うひゃ~。

 恐いよぉ~。

 僕らも負けずに、

「こんな若い伯母さんはウチの家系にいないからぁぁ~。」

と挨拶もそこそこに女性陣の部屋から脱出することにした。



 男性陣の部屋にいくと、みんなが大きな声で、

「おおおお、よく来た、よく来た。」

と、すでにテーブルの上に乗っているビールを手渡される。

「まぁ、ここに座れや。」



 もう僕も立派な(?)おぢさんの年齢だが、この中に入るとあっという間にひよこになってしまう。

 5歳の僕、10歳の僕、20歳の僕・・・。

 叔父たちは笑顔でひよこを覗いているのだ。

 叔父たちにもお土産を渡す。

「お土産は持ってくるな、って言っただろう。」

と言いながらも、

「お、これは・・・。」

 Y久叔父ねんりん家のバウムクーヘンを知ってるらしい。

 さすが、だ(笑)。



 すでに僕の手にはビールが・・・。

 周りのいとこ連中とも挨拶を交わし、今日一日よろしく~と挨拶が進む。






110628-02yoichi

【余市駅前】






 簡単に挨拶をしたあと、部屋に戻り、浴衣に着替え、M志と二人で温泉に入ることに。

 二人で温泉に入っていると、その後から数人の従弟も入ってきた。

 H樹ちゃんは僕以上に温泉好きで有名な奴(笑)。

 僕自身も1時間や2時間、当たり前のように入っているが、H樹ちゃんは2時間は当たり前だという。

 他のいとこが入れ替わり、立ち替わり入ってくるのに、僕らはじっと動かない。

 僕が先に、

「じゃ、先に上がるよ。」

と声をかけると、

「サウナで汗を流したら、上がるから・・・。」

って。

 もちろん一緒に入り始めたM志はそこにはいない。



「そろそろ、宴会の時間よ~。」

と廊下で従姉の声が聞こえる。







shibacchi0821 at 23:52│Comments(0)TrackBack(0) 「旅行(北海道11年06月)」編 

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